国士舘新体操部 大学生男子 活動報告
2024/12/10
■ドイツ遠征 Day7(Bensheim本番)
本日は10時半に出発し、演技地であるBensheim(ベンツハイム)に12時に到着。
このBensheimの体育館は今までの会場の中で最も狭い場所です。天井も5m程しかなく、個人選手にとっては投げが全くといっていい程できません。そのため内容を変更して臨みます。個人は野村(スティック)、大塚(ロープ)です。
本日紹介するアーティストは、Duo Fireの2人。イリーナとダーシャの姉妹による、布を使用したエアリアルの演技です。情熱的な真っ赤な衣装に身を包み2本の布を駆使して、空中で様々なパフォーマンスを命綱なしで披露します。
時に落下するような回転をしたり、お互いの首と首に布をかけて高速で回転したりと目まぐるしく変化します。
彼女たちの出番は国士舘団体の一つ前。
地上でシンクロした動きを披露する男子新体操とは異なり、空中で2人の息を合わせた独特なパフォーマンスはこのショーのコントラストとなっています。
さて、本日の私たちのパフォーマンスです。
ここBensheimは前述した通り、会場が少し狭く観客席が近いため、反応や熱量をいつも以上に肌で感じます。
長縄の曲が流れると手拍子が湧き起こり、一体感を感じます。
私たちもその熱量に後押しされ、本日も良い演技ができました!
個人は野村壮吾のスティックからです。
この演技は今まで本人が組み込んだことのないようなタンブリングが構成されています。
第一タンブリングでロンダート→ 2回半→ →ロンダート→ 伸身1回ひねり→後方1回半ひねり
文字で羅列すると、訳がわからなくなるような内容ですが、技が決まると会場は大盛り上がり!!この技にはオーストリア体操代表チームも「Amazing!」と絶賛するほどです。
本日もいい時の野村壮吾が出て、バッチリのノーミスです。
続いては大塚幸市朗のロープ。
今回初めて演技するロープですが会場の天井が低く、投げは新たにラストに組み込んだ足キャッチ以外は封印して臨みます。それでも投げがあった部分には今まで入っていなかった技が構成されているため油断禁物。
本人も本番前はかなり緊張していましたが、それでも持ち前の本番力を発揮して、今日も見事にノーミスです。
そして、Duo Fireの後に登場したのは団体。
本日は昨日変更したラストタンブリングの交差に加え、第一タンブリングでも新たな内容に挑みました。事前の練習時間がほとんどないため、少ない時間でも集中力のある確認が必要になります。
本番が始まり、バランスをピタリと止めて第一タンブリングに入ります。
2回半ひねりをシンクロさせ、その後に来る選手がテンポの連続からの宙返り。
初めて目にする技に会場が湧きます。予想が的中し、その後も団体は大盛り上がり。ラストの交差も本日はバッチリ決めてこちらもノーミス。
いよいよあと2公演となりました。我々のできる最大限のパフォーマンスを披露して締めくくれるようにがんばります!
https://youtube.com/shorts/Q787gcT1Gkg