国士舘新体操部 大学生男子 活動報告
2024/12/07
■ドイツ遠征 Day4(Dessau本番)
早朝6時半に到着し、その後朝食を食べてから部屋で休憩。
次の出発は13時30分。
それまでの間ひとときの休息をとって今日も本番です!
14時30分に出発し向かった先はDessau_Roßlau, Anhalt Arena
本日の演技会場はこちらです。
昨日の会場の観客数は約2500人。
このアリーナはチケット完売で、約3000人が入るとの事!
昨日よりも本番面と観客席が近くさらに人数も多いので、観客を満足させられるかどうか、今宵もGymmotionチームの力が試されます。
本日の本番は19時から。
17時半に開場し、観客席が徐々に埋め尽くされ、開演直前には、3000人を収容できる観客席がほぼ埋まります。
本日もトップバッターは、長縄から。
昨日よりも、さらにリズムとノリがよく観客も一気に盛り上がります。選手たちもその歓声に応え、今日も良い演技をすることができました。
今回からは私たち以外の参加者についても少しずつ書いていきます。
長縄の次はドイツの女子新体操ナショナルチームによる創作演技。「グレイテスト・ショーマン」の曲にのせて男子選手とは違う美しくしなやかな動きで会場を魅力します。
選手は10名で、創作演技の他に団体演技も演目に組み込まれています。10代後半の選手が殆どで、次世代のチームといったところです。
続いての登場はアンドレアス。
ジャグリングの達人でハンドボール程のサイズのボールを複数個操り会場をわかせます。
彼は今回のショーで度々登場し、司会の役目も両立する経験豊富なアーティストです。
実はこのアンドレアスと私(監督山田小太郎)はその昔、ショーで共演したことがあります。
時を遡る事1996年。
ドイツで開催されたSTB GALA(今回参加したGymmotionや来年参加予定のTurn Galaの前身にあたるショー)。当時まだ大学生だった私は個人選手としてドイツ遠征に参加しました。そこで出会ったのがアンドレアスです。
私より少し年上の彼は、すでにジャグリングアーティストとして自分の立ち位置を確立し活動していました。その当時でも素晴らしいパフォーマーとして活躍していましたが、それがまさか今回またこのような形で同行できる事に驚きました。
参加者の中に彼の名前を見つけた時には目を疑いましたが、現地で再会し本人であることを確かめた時には驚きと共に30年近くパフォーマーの最前線で居続けることに尊敬の念をいだきました。
彼が当時の事を覚えているか不安でしたが、彼の中でも我々との出会いは思い出深かったらしく、少しの会話で思い出してくれました。日本から遠く離れたドイツの地で、まさかこのような再会があるとは夢にも思わず、感動的な瞬間でした。
28年ぶりの再会!
さて、昔話が長くなりましたが、ショーに戻ります。
国士舘大学二番手は野村壮吾のリング。前日に続きノーミスの演技!とはいきませんでした…
昨日の会場より少し暗く感じたせいか、簡単な投げで完全に見失いリングがワンバウンド。うまく落下したので、そのまますぐ次の投げにいくことができ何となく技に見えなくもないでしが、ミスはミス。その後の投げ受けも少し縮こまった感じになってしまいました。
日本とは大きく環境は異なりますが、しっかり対応して明日に期待です!
休憩を挟んでの登場は吉留大夢のスティックです。
吉留は東インカレ直前にアキレス腱を断裂する大怪我を負いましたが、クラブ選手権で復帰。その後だいぶ間をあけての登場です。
ドイツ遠征に向けて、日本の三味線調のメロディに合わせた新作で臨みました。
しかし!冒頭から不安定な演技になってしまい、落下も含め残念なパフォーマンスになり、改めて新体操の難しさを痛感する一本になってしまいました…
本番から離れて久しかったとはいえ、人前に立つ選手として次回は万全を期して望んでほしいです。
国士舘としては少し流れが悪い方向にいきかけましたが、ここで踏ん張らないといけないのが団体です。ショーのトリを任されている以上、目指すは全てノーミス。
本日も緊張の一本が始まります。
冒頭のバランスをピタリと止めて、第一タンブも確実な実施でこなします。その後も倒立、バックと確実にこなしていき、第三タンブの組もバッチリです。
そして最終タンブである交差ですが、ドイツに入り少し変更を余儀なくされていました。
理由としては今回使用するマットがエアマットであるためです。前回の記事で少し触れましたが、マットが薄く強い蹴りをすると、その瞬間に地面に足の裏があたってしまいます。そのため選手にはかなりの負荷がかかり、毎日通さなければならない団体選手の負担が大きいため内容を少し変更していました。
普段の内容と違うため少し心配していましたが、こちらもしっかりとこなし、ラストポーズ!今日もノーミスで最後を締めくくりました。
まだドイツに来て三日目ですが、毎日内容が濃くもっと長くいる気分です。
あと6公演も頑張ります!
※今回の動画はこちらです!