国士舘大学新体操部

■最後の国際大会を終えた山田愛乃さんへ 監督 山本里佳より

2022年世界新体操選手権大会、2023年世界新体操選手権大会の日本代表選手として日本を背負って来た、山田愛乃さん（21アジア4年/イオン）が先日のイオンカップをもって選手として最後の国際大会を終えました。

2023年の世界新体操選手権大会ではオリンピック出場権を逃し、悩み続けた結果、一旦は引退を決意しましたが、イオンの先生方、大学の仲間、ご家族が見守られる中、練習拠点を大学に移し選手として復帰を果たしました。

復帰後は体力やトラウマとの闘いが長く続いたと思います。ですが、試合に復帰してからは、久々に試合を楽しむことができる気持ちが戻ってこられ、山田さんの活き活きした笑顔が見れることが私達を幸せな気持ちにしてくれています。
しかし、ブランクもありましたから得点や順位は思うように伸びませんでした。それは得点や順位にフォーカスする人たちからは「カッコ悪い」姿だったかもしれません。
しかし、山田さんはカッコ悪くても「自分軸で好きな新体操をする」ことを貫きました。その姿は「最高にカッコ良い」です。

生きていると良いことも悪いこともあります。でも山田さんのように視点を変えてみると、人生が最高にハッピーになります。

これから山田さんは、同期の皆と最後の全日本を迎えます。
山田さんをはじめとした４年生の小西さん、岩永さん、福田さん、光成さん。そして共に頑張ってきた長谷川さん、続さん、四月朔日さん、岩崎さん、土屋さん。
誰のものでもない「自分軸の新体操」を全員で楽しんでください。