国士舘新体操部 大学生男子 活動報告

2018/06/11

■フィンランド遠征2018(七日目&最終日)

いよいよジムナの最終日を迎えました。本日はスタジアムにてクロージングセレモニーが開催されます。私達は昨日で演技が全て終了したので今日は完全に観客です。スタジアムの周りには沢山の店が立ち並び賑わっていました。そこで少し店を回ている間にも沢山の方達から声をかけられ「演技良かった!」「最高!!」と言われ改めて私達の演技の反響が大きかったことを感じました。

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13時半にからスタジアムにてセレモニーが開催されます。今回は観客席でゆっくりと見学です。

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ショーが始まると大勢の選手達がスタジアムのグランドを最大限に使用し自分たちの様々なパフォーマンスを披露していきます。競技的な内容である体操競技、新体操の他にダンスや年配の方々の踊り、そして親子体操まで様々なジャンルのパフォーマンスが繰り広げられていきました。しかし、ジャンルは違えどその視線や雰囲気から伝わる「いまこの瞬間を楽しむ」という部分において心が通じ合っていることを強く感じる素晴らしい内容でした。

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体操は「体を操る」と書きます。

本来自由に身体を動かし、身体機能の向上や何かを表現することを目的としている部分があります。そんな「楽しむ」体操を目的にしているこの大会で、競技として勝つことを目的にしている私達が何故こんなにも沢山の方々から賞賛されるのか疑問に思う節もありました。

しかし、それは「ヒトは常に向上心をもって進化してきた生き物」でるからこそなのではないかと感じました。自分たちが行っている楽しい体操の先には何があるのか?楽しむ人がいれば、極める人もいる。スポーツにはその両面があるからこそ成り立っているのではないかと感じます。

ヒトは自分が到達しえないであろう場所にいるものに憧れを抱きます。彼らの体操の先にある一つの進化の形として認められたからこそ、私達はこんなにも温かく受け入れてもらえたものと理解しました。

どちらか一方だけが発展してもそこに進化はありません。いかにしてこの両極のバランスを保つことが大事かを今回は深く学びました。

日本における男子新体操はまだまだ発展途上のスポーツです。ジュニアの選手から社会人まで、更にはそれをサポートする多くの方達とのバランスが重要です。そのバランスを大切にしながら、この素晴らしいスポーツを更に発展させていくことに更に努力をしていきたいと考えています。

来月はイタリアです。2年前にも参加した「Festival Del Sole」に再び招待されました。今回学んだことを活かしまた多くの方々に楽しんでいただけるように頑張ります。

この遠征を終えるにあたり協力していただけました全ての方々に心から感謝いたします。

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